無線LANの設定
無線ルーターの設定をまとめてみました。
ブロードバンドルーターの設定は、ウェブブラウザから設定画面に入ることができます。
CDにメーカーの設定ツールがありますが、結局IEを経由してこの画面を呼び出しているだけで、回りくどいし無駄のものは入れたくない。
ブラウザアクセスで設定すれば、ルーターがどんな機能を持っているかを知ることもできるし、トラブル時の設定見直しもしやすいのです。
現在のうちのネットワークは、下図のようになっています。
まずは、現在の有線ブロードバンドルータを、無線に置き換えてみます。
都合うちには3個のルータ、今回買った無線バッファロー「WHR-G300N」と、有線のコレガ「CG-BARFX」の他に、VODプレサービスで頂いたマイクロリサーチの「NetGenesis SuperOPT100」が存在することになったので、それらの設定も合わせて。
(NECの「Aterm WR8300N」も追加)
ログイン情報と時刻(NTP)の設定
パソコンと有線で繋いだら、ウェブブラウザにルーターのIPアドレスを入力します。
これは各社お決まりになっていて、バッファローが「192.168.11.1」で「root」でログイン、コレガが「192.168.1.1」で同じく「root」、マイクロリサーチが「192.168.0.1」で「admin」です。NECも「192.168.0.1」で「admin」。
セキュリティ上不健康なので、まずはログイン情報を変更しておくことにします。内(LAN)側からも覗かれる可能性のある無線では、特に気持ち悪いですね。
「WHR-G300N」はユーザー名を変更できないんですね。パスワードのみ設定します。
「Aterm WR8300N」は親切にも初めてアクセスすると、初期設定画面として現れます。しかし設定変更できるのはパスワードのみ。
ついでに時刻の設定。
NTPを有効にして、サーバー名を入力。
設定方法は、パソコンの場合(関連記事1参照)と同じです。
「CG-BARFX」は先ほどの画面で、自動か手動かしか設定できません。
「Aterm WR8300N」では、自動、NTPサーバーの指定ができます。
インターネット接続(WAN側、PPPoE)の設定
次は、インターネット接続の設定です。フレッツの設定画面が表れますね。
各社、簡単設定画面を表示すると、必ずフレッツ優先みたいです。下の「電力系光通信」をクリックして次の画面へ。
eoの設定はDNSは自動取得なので、ユーザー名とパスワードの入力みです。
この時点で、ブラウザで適当なページを表示することができ、有線でパソコンからインターネットへの接続ができています。
DHCPサーバー(LAN側)の設定
ここで、DHCPサーバーの設定を見直しておきます。
先ほどの各社お決まりの範囲が設定されています。
「NetGenesis SuperOPT100」だけ記述が違いますが、「/24」=サブネットマスク「255.255.255.0」です。「Aterm WR8300N」も同様です。
クラスCのネットワークでは、理論上254台(ルーターがすでに使用しているので実際は-1)接続できますが、それより少なく設定されています。処理能力上の制約があるのかもしれません。
もっとも、eoのインターネット同時接続台数は5台ですが。
やっぱり少ない。
IPアドレスのリース期限は特に気にしなくてもいいと思いますが、わが家では短くすると「XBOX」がIPアドレスを取得できない、というトラブルがありました。
IPアドレスがリースされている機器は、リストアップされ、アドレスの割当方法を変更できます。
パソコンの場合は問題になることはありませんが、家電の場合、MACアドレス(物理アドレス)がなかなかリストアップされないことや、時にはIPアドレスが取得できないことがあります。
こういう場合は、手入力で追加する方が手っ取り早く、確実に繋がります。例えばレコーダーの場合、機器の「ネットワークの設定画面」や「自機情報」などでMACアドレスを調べることができます。
(Windows PCの場合はコマンドプロンプトでipconfig /all、または、ネットワークアダプタの「状態」→「ネットワーク接続の詳細」で見ることができます。)
割当方法は、「WHR-G300N」が自動か手動(固定)か、「CG-BARFX」はさらにDHCPを使用しない固定アドレスが設定できます。「NetGenesis SuperOPT100」には、同様の機能がありません。
「Aterm WR8300N」は別途、固定で割り当てることができます。
セキュリティ(ファイアウォール)の設定
有線で繋がったので、セキュリティの設定を見直します。
OSやセキュリティソフトのそれと区別して、ハードウェア ファイアウォールと呼ばれることもあります。ここは各社でずいぶんと違うところ。
「WHR-G300N」の1項目目はインターネット(WAN)側からのファイルの共有、2項目目はメールサーバーに関わるもので調べてみるとほとんど使われないそう、3項目目がいわゆるステルスモード(関連記事6参照)です。
だいたい、インターネット側からLAN側へのアクセスは、例えば自宅サーバーを公開しているとか、出先から自宅のコンピュータにアクセスするといった場合でなければ、全てブロックしておいて問題ありません。
「CG-BARFX」は「ステートフルインスペクション」がこれに当たり、実際にどのような制御がなされているかは知ることができません。
「NetGenesis SuperOPT100」は、設定がもっとも難解ですが、逆に何をどのように制御しているか(ルール)はよくわかります。設定されているのは「WHR-G300N」の1項目目と同じ内容です。
ソフトウェアでもハードウェアでも、ファイアウォールの設定というのはこのようなルールで制御されていて、それをまとめて名前を付けて、何々の設定と簡単に切り換えられるようにしているわけです。

「Aterm WR8300N」は、さらに基本的なパケットフィルタリングによる設定です。知識がないと設定変更が難しいものです。
また、その他の設定画面に不正アクセスをブロックする「セキュリティ保護機能」があります。
無線の設定
いよいよ無線を設定。
「PSP」が「11b」で「WPA」、「S101」が「11n」で「WPA2」に対応です。
「WPA」でも「AES」が選択できますね。「AES」は「WPA2」からでは?違いは何だろう?
調べてみると「WPA」は暫定規格、「WPA2」は正式な規格らしい。「AES」も暫定的に取り入れられたようす。
バッファローの独自機能「AOSS」や標準規格「WPS」で簡単接続ができますが、子機の対応か、クライアントソフトのインストールが必要なのであえて使いません。(このソフトは無償で提供されているので、他社製品でも使用可能です。)
また、「AOSS」では、使える機能に制限(下記機能の一部を設定できない)もでてくるようです。
参考情報:
無線LANにおける危険性(総務省)
無線LANセキュリティに関する取り組み(BUFFALO)
Atermシリーズ無線LAN製品のセキュリティについて
「WPA/WPA2 mixedmode」で両方接続できますが、あえてマルチセキュリティを使用。「PSP」は他の機器とは通信しないので「隔離したSSID」を用意しました。
「SSID」の初期値が「MACアドレス」というのは、よくないと思います。任意の値を設定し、これを利用します。
子機側に接続プロファイルを保存できたら、「ANY接続」を無効にしました。近所のアクセスポイントも見つかるくらい、マナー的にもその方が良いように思います。
最初から無効ですべて手入力することもできますが、有効で一旦接続した方が手間は減ります。
パソコン側は「ブロードキャストしていない場合でも接続する」に、チェックを入れます。
※ このチェックが危険な場合があるとありますが、これは通信が暗号化されていない場合のようです。
無線接続先(プロファイル)を手動で作成して接続する方法、無線親機のSSIDを指定して接続する方法
「Aterm WR8300N」でも同様です。「SSID」、「暗号化モード」、「WPA暗号化キー」を設定します。
やはり、「SSID」は機種を特定されないもの方が望ましいように思います。
「ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽)」を設定して、子機側はやはり「ブロードキャストしていない場合でも接続する」に設定します。
※ 「ANY接続拒否」と「SSIDステルス」は本来違う機能のようですが、両方を同時に設定する機器が一般的なようです。
ESS-IDステルス機能を設定後、再起動すると接続できない
さらに「MACアドレス制限」を設定します。
やはり、「PSP」のMACアドレスがリストアップされてきません。ここも、手入力。
接続状態で「○」が表示されたら、問題なくOKです。制限を有効にします。
これで、登録した2台以外は、うちのアクセスポイントに接続できなくなりました。
「Aterm WR8300N」も先の「無線LAN設定」画面で機能を有効にして、同様に「MACアドレスフィルタリング」を設定できます。
「倍速モード」を設定すると、2チャンネル(40Mhz)使用で、「11n」が300Mbpsになります。
しかし、チャンネルの自動選択が選択できなくなる上、実質的なスピード差も体感できません。(「S101」はルーター側でさえ設定すれば倍速対応とのこと)
「倍速モード」でも電波の届く範囲は同じで、メリット無しと判断しました。
近くのアクセスポイントが見えるくらいですし、チャンネル自動選択の方がメリットがあり、正式な「11n」でも高速通信モードで自動チャンネル選択できるかは、機器選択のポイントになりそうです。
(「Aterm WR8300N」では、「デュアルチャネル」でも「無線動作モード」で自動を選択でき、300Mbpsでも安定動作が期待できます。)
さて、本宅の方で接続してみると、何とか電波は届いているもののやはり弱い。「11n」の「S101」はまだしも、「11b」の「PSP」はかなり厳しい。
電波が十分な状態では、「11n」なら理論値で100Mbps以上、体感でも有線と変わらないですが、「11b」では理論値で11Mbps、体感は携帯電話のそれに近いですね。
と言うわけで、本宅の方へ「ブリッジモード」で設置することにします。ちょうど、スイッチングハブを置き換える形です。
「ルーターモード」のまま置き換えると、ファイルの共有が困難になります。ブロードバンドルーターは通常のルーターと違って、基本LANからWANへの一方通行、設定変更はなかなか難しい。
ブリッジ(アクセスポイント)モード
ルーターの機械スイッチで「ブリッジモード」に切り換えると、DHCPが無効になります。動作はスイッチングハブと同じ。
IPアドレスは、親ルーターが割り当てることになります。
はて、どうやって設定変更するのかな?Q&Aにありました。
らくらくNavi - Q&Aコーナー - BUF15673
「ネットワーク接続のプロパティ」の「インターネットプロトコル(TSP/IP)のプロパティ」で、手動で親機と同じ範囲(「192.168.11.*」、「*」は任意の値)のIPアドレスを設定し、「192.168.11.100」でアクセスします。
設定が終わったら、忘れずに自動取得に戻しておきましょう。
(「Aterm WR8300N」の「アクセスポイントモード」では、親ルーターのIPアドレスに補正されて、「*.*.*.211」となります。
例えば属するネットワークが「192.168.1.*」の場合、「192.168.1.211」です。ゆえに設定画面へのアクセスは容易です。
ただ、動作モードを変更すると、すべての設定が初期化されるのが難点です。)
こちらも参考になります。
らくらくNavi - Q&Aコーナー - BUF10614
らくらくNavi - Q&Aコーナー - BUF10470
設定画面では、インターネットの設定が消えて、ルーターのIPアドレスが「192.168.11.100」に変更されているのがわかります。
WANポートもLANポートとして機能するので、LANケーブルはどこへ繋いでも良いわけですが、モードを切り換えたときのために親ルータをWANポートに繋いでおくのが無難ですね。
設定変更もWANポート、親ルータ側から可能になります。しかし、ブリッジモードにする前に、無線は設定しておく方が簡単です。
ここでトラブル。ブリッジモードで、「PSP」がインターネットに接続できない。IPアドレスは取得できるのに、DNSエラーがでます。
設定を見直してみると、「隔離」が原因でした。ブリッジモードでは、DNSサーバーからも隔離されてしまうみたいです。
マルチセキュリティの意味が無くなったので、SSIDは1つに戻しました。
これで、本宅ではどこでも無線が使えます。
離れは微弱にしか届きませんが、手に届くところに有線があるので良しとします。
「Aterm WR8300N」の方が、機能的には上になりますね。
その他、特徴的な機能として「ECOモード」というものがあります。
時間を指定してタイマ動作させることができるので、上手く利用すれば必要のない時間帯は無線を停止させることができます。

私もBBルーターをブリッジモードで使っています。
もったいないけど仕方ないです。
投稿: トッピー | 2009年4月 3日 (金) 12:07
どうしても、アクセスポイントよりお買い得に感じてしまいますね。
投稿: クー | 2009年4月 3日 (金) 13:26
ルーターの設定に困ってここにたどり着きました。
WZR-HP-G301NHで、無線LANを有線LAN(インターネット接続済)に別セグメントとして接続して、無線LANからインターネットアクセスしたかったので、ルーターモードで設定すると、無線LAN側からブラウザでインターネット接続しようとしても無線ルーターの設定画面に振られてしまいます。
ルータ本体にあるスイッチをautoに変更して使うしかないようです。
投稿: M.O. | 2010年10月20日 (水) 09:46
「M.O.」さん、はじめまして。
「LAN設定」に「経路情報」(ルーティング)の設定がありますが、実際には上手くいかないようです。
LANポート側からWANポート側へ通信できても、逆がブロックされてしまうようです。
私は投げました。
ルーターモードというのは、ADSLなどと接続するためのモードのようで、所謂単機能ルーターと同様には動作しないようです。
ネットワーク機器の専門家ならば、何か手立てを知っているかも知れませんが、BBルーターでルーティングを行うのは容易でないようです。
機械スイッチを「off」にして、単純にブリッジで接続するのが確実です。
「auto」では、有線のPCと無線のPCで通信(ファイルの共有など)が上手くできなかったと思います。
この辺が参考になるかも知れません。
http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/router03/router01.html
投稿: クー | 2010年10月20日 (水) 21:51
分かりにくいorz
投稿: | 2011年2月 7日 (月) 22:46